タカダ薬局の「若先生」健康について語るブログ

健康にまつわる話を、体験も交えて語ります

実は、こういう理由があった!体の防衛機構は素晴しい!

小さなクスリ屋の「若先生」です

今回は、体の防衛機構、その名も「免疫」についてお話ししよう。

 

そもそも、

Q:「免疫」とは何ぞや?

A:異物や外敵から身を守る為に24時間・年中無休で働く体のガードマンの事

 

f:id:takada-ph:20170420231740j:plain

 

「免疫」のすごいところは、自分の意志とは無関係に、全身で働いてくれる事。

そして、自分以外のものを区別して、攻撃します。

 

ところで、鼻水の驚くべき効果を知っていますか?

 

鼻水は、微生物を破壊する作用があるそうです。

他にも、唾液・汗・涙・皮脂にも殺菌作用があり、特に皮膚には常在菌が保護膜を作る為美肌になります。(ここでも、細菌の話が出てきましたね。菌の大切さが、ますます身に沁みますね。何でも除菌する世の中ですが、本当にその除菌必要ですか?)

 

200種以上の風邪ウイルスが手や鼻、口にくっついて体の中に入ると、このウイルスを排除しようとする免疫機能の働きで、くしゃみ、鼻水、痰が起きる。

また、発熱は、免疫が活性を高めるために体温を上げる作用で、のどの炎症や痛みは免疫細胞が戦った印なのです。

 

ここで重要なのは、安易にくしゃみ、鼻水、痰を薬で止めたり、熱を無理やり薬で下げたりしていいものでしょうか

 

生活や仕事に支障があることもありますが、免疫が折角、風邪ウイルスを排除しようとしているのに、それを無理やり止めては、排除できるはずの物も排除しきれません(*_*;

 

体の「免疫」を信じて、自然治癒力を使う事が大切だと思います。

 

まあ、そういう観点でも、前回までお話していた「腸活」は、免疫を上げるのにうってつけ。

逆に、安易な抗生物質のは、常在菌を殺すため、免疫力の低下につながります。

ただし、状況によっては抗生物質に頼らなくてはいけない場面も出てくるとは思いますが、そこは状況をみてということになりますね。

 

鼻水・くしゃみ・痰・咳・涙等々、出るには、それなりの原因と理由があることを覚えておきましょう。 

f:id:takada-ph:20170420232011j:plain

次回は、「免疫」と「菌」の関係性について話したいと思います。