体の防御機構は素晴しい!「菌」と「免疫の」の関係
小さなクスリ屋の「若先生」です
前回に引き続き、「免疫」の話をしようと思います。
「免疫」と「菌」の関係はどんなものか?
皮膚には、1兆個の菌
腸には、100兆個の菌
それぞれが体を守ってます。
「免疫力」の一番の働き者は「菌」で、良い菌を育てることが免疫力強化に繋がります。
逆に、「菌」を虐待する生活をしていると、「免疫力」は低下します。
また、前回もお話ししましたが、安易に薬に頼りすぎるのも「免疫力」の低下を招きます。
消化吸収を助ける善玉菌が少ないと腸内免疫力が低下します。
結果、下痢や便秘が起こります。
免疫力が働く下痢の場合、病原菌を体の外へ出そうとする働きです。
なので、この場合は、安易に下痢止めを使ってはいけません。病原菌を出せなくなります。
善玉菌を虐待したら、悪玉菌か増えて、肌のトラブルをおこして、ニキビや肌荒れ、湿疹の原因になります。そして、悪玉菌は、アルカリ性を好み、弱酸性の肌がアルカリ性に傾くと、トラブルが多発します。
女性の膣にいるカンジタ菌は、実は普段からいる常在菌で、疲れやストレス、抗生物質の服用で、カンジタ菌の勢力が増して、結果暴れ出す。
カンジタ菌は、粘膜に炎症を起こす菌で、猛烈に痒くなったり、白いおりものが増える原因となります。
抗生物質服用時に起こることが多いのは、善玉菌が薬で死んでしまい、自分自身をキレイにする「自浄作用」が働いているにもかかわらず、石けんで洗いすぎて、更に善玉菌を死んでしまう為、結果カンジタ菌が増えて炎症を起こします。
何事もやり過ぎはいけませんね(*_*)
このように、体に住み着いている「菌」たちと、「免疫」には深いかかわりがあります。
体の菌たちと共存を図ることで、免疫力がアップするのです。
なので、菌を殺す除菌ブームや、安易な抗生剤使用は、菌との共存を破壊します。
生まれてから死ぬまでの永遠のパートナーを大切にしていきたいものですね(^^)/
そして、体の中の善玉菌を増やしていきましょう。