タカダ薬局の「若先生」健康について語るブログ

健康にまつわる話を、体験も交えて語ります

細胞と免疫!体の神秘の働き!

小さなクスリ屋の「若先生」です

今回は、「免疫」と「細胞」について語ろうと思います。

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皆さん、人の体の細胞は、どのくらいあるかご存知ですか?

人の身体には、約60兆個の細胞があります。

その中のうち、毎日8,000億個の細胞が生まれ、3,000億個以上の細胞が死に、新たな細胞に生まれ変わっています。

そして、免疫を司る免疫細胞も1日に100億個が入れ替わっています。

 

しかし、時に細胞分裂の際に、異形な細胞が生まれ、遺伝子変異が起こり癌細胞が誕生します。他にも、化学物質(医薬品も含む)やウイルスなどが原因で、遺伝子が傷ついて変異して癌細胞が発生する場合もあります。

 

健康な人でも、実は毎日5,000個の癌細胞が発生しているのです。

では、なぜ癌にならないのか?

 

それは、

免疫細胞が、癌細胞が出来るたびに、それを攻撃して排除するためです。

 

因みに、体温が1度下がる免疫力は30%低下すると言われます。

そして、1日30万個近くの癌細胞が増える危険性を持っています。

 

現代人、特に女性に低体温の方が多いとの事。

 

ベース体温が低いということは、免疫力も弱い可能性があります。

免疫力向上のためにも、ベース体温が高くなる生活をすることが、病気や癌から身を守る1つの手段となります。

 

また、現代人の特徴としては、

 

・冷たい物をとる

 

・運動不足

 

・クーラーで、暑さを体験しない

 

・冬は暖房のパワーフルでなくては寒くていられない など

 

冷たい物は、冷蔵庫や冷凍庫にいっぱい。アイス、ジュース、ビールから、水道からいつでも冷たい水が出てくる世の中。

 

冷たい物は、胃を冷やします。胃が冷えると、元気の源「気」が作りにくくなります。

 

「気」は「胃」で作られます。元気の源が不足すれば、十分な熱を作り出せない。結果、体温が下がる。

 

運動不足は、筋力不足に繋がります。

筋力は、熱を作り出す機関です。やせ細った筋肉では、十分な熱は作り出せません。

なので、毎日少しずつでも運動をすることが大切です。

家で、パソコンやテレビばかり見ていると筋肉は使われず、細くなっていきますよ。

 

現代は、自分で体温調節しなくてもいいような環境が整ています。クーラーから暖房。

体温調節が、自分の身体で行えない人が増えています

人間は、ある程度の温度に対応できるようにできています。

熱を作り出し、多すぎれば汗として熱を発散します。

 

最近、皆さん汗かいてますか?

 

さて、話は戻りますが、癌細胞は免疫力に弱い細胞なので、普通に免疫力があれば、癌細胞は過剰には増えません。

なので、免疫力をあげるために、やらなくてはならない事は、

 

①冷たい物の摂取を控える(体が冷えて、体温が下がります)

 

②寒暖の差を肌で感じで、自律神経を鍛える(自律神経は、体を正常な状態に戻すバランサー的役目あり)

 

③腸内環境を良い状態に保つこと「腸活」

 

今回の話にはなかったですが、

 

④真っ暗なところで、22時前には寝て、朝7時には起きる事(これはメラトニンのお話で、いずれ語ろうと思います)

 

いずれも、そんなに大変なことではと思うので、風邪引き易い人や、成長期のお子さんなどやってみるといいですよ。

 

因みに、若先生のうちの基本消灯時間は、20時半~21時です(^^)

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