漢方の基本的な考え方③【全ては繋がっています】
キーン、コーン、カーン、コーン♬
キーン、コーン、カーン、コーン♬
起立・礼・着席!
小さなクスリ屋の「若先生」です
前回は、「味」について、お話ししました。
今回は、「五行を基にした繋がり」について、話したいと思います。
五行には、自然界の循環、木・火・土・金・水の関係性があり、「味」もそれぞれに入ります。
その他にどういうものがあるかは、まずは表をみてもらいましょう。
五臓に関しては、前回のお話の時に少しふれました。
その他に、五臓の裏の関係性をもつ「五腑」や、漢方の考え方で重要となってくる経絡の「陰経」・「陽経」などがあります
また、よくこういう色の物を食べると、身体のどこどこに良いと言われるのは、「五色」と関係してきます。
四季に土用が加わった「五季」がありますが、この土用は、「土用の丑の日」の土用になります。
実は、「土用」は、年に4回、季節の変わり目に存在します。
その他にも、感情を表す「五志」や、液体にも「五液」が存在します。
例えば、恐れが強い人は、腎に負荷がかかります。腎に負荷がかかるという事は、髪に影響して白髪になる。
胃を冷やすと土の力が弱くなり、金に影響を及ぼし、そこに繋がる肺に影響を与える為、咳が出る
こういった具合に、影響するところで、繋がって、違う所にも影響が出るといったのを、「五行相対図」と「五行色体表」を組み合わせて考えるわけです。
今後のお話で、ちょいちょい出てきます。この考え方があると、色々な場面で考え方の参考になるので覚えておくよいいでしょう。
次回は、もっと突っ込んでお話ししようと思います