漢方の基本的な考え方④【気の考え方】
キーン・コーン・カーン・コーン
キーン・コーン・カーン・コーン♬
小さなクスリ屋の「若先生」です
今回は、「気」についてお話ししたいと思います。
「気」と言えば、みんなは何を想像するかな?
若先生は、やっぱりドラゴンボールを想像します。
絶大な気のパワーで放つ「かめはめ波」
そう、つまりは生命エネルギーみたいなものです。
そして、生薬にも、同じく「気」を持っていて、その「気」の性質で、作用が変わってきます。
大きく分けると
「温」・「寒」に分けられます
更に、これは「微温」・「微寒」に分けられます。
どちらにも属さない中立なものを「平」と言います。
つまり、
「温」・「微温」・「平」・「微寒」・「寒」と五つに分けることができます。
作用は、それぞれ文字通りで、
気が「寒」であれば、冷やすことが主な作用
気が「温」であれば、温めることが主な作用
「微」が付けば、やや冷やす、やや温めるといった具合です。
「味」については、以前お話ししましたが、この「気」の作用を組み合わせて、生薬の作用を「辛温」や「苦寒」とかで表します。
因みに、「辛温」は、機能が滞っているときに刺激や興奮を与える目的で使われる処方に使われることが多いです。
ほとんどの生薬には、「味」と「寒温」が存在します。
これだけ分かるだけでも、その処方がどういう作用を持つのかなんとなくわかるのです。
もちろん、生薬自体の効果もあることを忘れてはいけません。
そんなことで、各生薬を紹介するときに、こららの用語を使いますので、覚えておいてね(#^.^#)