タカダ薬局の「若先生」健康について語るブログ

健康にまつわる話を、体験も交えて語ります

えっ!知ってますか?体温と免疫力の密な関係!

小さなクスリ屋の「若先生」です

 

今までに何回か、「体温」と「免疫」の関係について出てきましたが、ちょっと突っ込んでお話ししようと思います。

 

Q:身体の中で一番熱を作り出すの場所はどこだと思いますか?

 

 A:筋肉です

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皆さんは、寒いときに震えることがあると思いますが、これば筋肉が熱を作り出そうという動きで、筋肉量を増やすと、作られる熱量も多くなり、体温が上がります。

 

筋力トレーニングは、成長ホルモンの分泌を促す効果があります

 

そして、成長ホルモンは、骨や筋肉の成長、美肌などに重要なホルモンで、体温を上げて脂肪を分解する働きもあります。

 

しかし、このホルモンは、20歳を境に急激に減少します

 

なので、ホルモン維持には、日々筋トレをすることである程度維持で来ます。

筋肉が付けば、骨も強くなり、余分な脂肪もなくなり、熱量も上がっていいことばかり。

こう考えると、食べないダイエットより、動くダイエットの方が身体にいいことが分かりますね。

 

ここで、内臓脂肪について触れておきます。

内臓脂肪は、主に腸の回りの脂肪で、付きやすく落ちやすい性質を持っています。そして、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を引き起す悪玉のホルモンを分泌する作用があります。

見た目はスリムな方でも、実は内臓脂肪が高いという方は多いです。

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運動などで体温が上がると、脂肪はグリセロールと脂肪酸に分解され、内臓脂肪は燃焼されやすくなります。

イメージとしては、牛脂に熱を加えると溶けていく感じです

体温は、健康な人であれば、朝目覚める少し前から徐々に上がり、起床後、活動を開始すると、更に上がっていきます。

夕方ごろにピークに達し、夜にかけて急低下します。(お昼が一番高いわけではないですよ)

なので、就寝後から明け方に更に下がるのが、ベストな体温変動です。

 

さて、以前からお話しているように、免疫を高める為には、体温が高い方がいい。そして、免疫力が強くなれば、細菌やウイルスに対して強くなります。そればかりか、温めることで、交感神経の働きが活発になり、エネルギー代謝がアップ、つまり痩せるということになります。

 

低体温の人は、体温が一番下がっている朝に冷水を飲むと、体温が更に低くなってしまう為、避けた方がいいです。

飲むならば、白湯。身体がポカポカしてきますよ。

 

また、身体を温める効果のある食べ物として、「生姜」があります。

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この「生姜」の中には、殺菌効果の強い「シンゲロール」という成分が多く含まれています。生姜を温めることで、この「シンゲロール」が、身体を温める効果の強い「ショウガオール」という成分に変わります。

 

このことから、生姜は、「冷え」・「血流アップ」・「消化促進」・「殺菌」などに効果があることが分かりますね。

 

効果的に身体を温めるには、「ポリフェノール」と一緒に摂ると効果が倍増します。

ポリフェノール」には、身体の中心を温め、血管を拡げて、末端の血管を温める効果があります。特に、体温の低い朝方に摂る事です。また、生姜の香りにも、血液の流れをよくする作用があります。芯からポカポカになり、1日を気分よく乗り越えられると思いますよ。

ただし、生姜は摂り過ぎると、胃腸へ負担がかかる為注意して下さいね!

 

体温を温めることは、健康に生活することに大切な事と分かりますね(#^.^#)

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