タカダ薬局の「若先生」健康について語るブログ

健康にまつわる話を、体験も交えて語ります

免疫力を上げたい方!こうしたらいいかもね

小さなクスリ屋の「若先生」です

 

今回は、免疫力を付けるにはどうすればいいのかを復習してみたいと思います

 

・笑いと感動

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笑いが免疫力を高めるという話は、結構有名です。

笑い療法士という職業があるくらい(これは、「若先生」も実は知りませんでした)

笑いが免疫向上に効果があるという実験をした例を挙げてみたいと思います。

 

1992年(平成4年)、大阪ミナミの演芸場で、ガンや心臓病の人を含む19人の方々に、 漫才や新喜劇を見て大いに笑ってもらった後、免疫力がどうなるのかということを、岡山県の「すばるクリニック」の伊丹仁朗院長と大阪府の「元気で長生き研究所」所長の昇幹 夫医師が共同で実験しました。

3時間大笑いしてもらい、笑う前と笑った後で血液検査をしたその結果、ガン細胞を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞の数値が低かった人全ての数値が正常範囲まで上がったそうである。

笑いには短時間で免疫機能を正常化させる即効性があることが立証された実験でした。

その他、笑いは、交感神経と副交感神経の調整の役割もしてくれる効果もあるので、ストレスが溜まった方や、不眠の方、その他、何かしら精神的な疾患をお持ちの方、思いっきり笑ってみるといいかもしれませんね。

 

・ストレスフリー(イライラ・くよくよしない)

前回話したように、ストレスはNK細胞の活性を低下させて、癌になるリスクを高くします。交感神経と副交感神経のバランスをとることが重要です。

因みに、交感神経は、日中に優位になり、夜になるにつれて、副交感神経が優位になります。昼夜逆転している方は、バランスを崩しやすくなるので注意して下さいね。

 

・快眠・快食・快便を心がける

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快眠は、活性酸素を減らすメラトニンの生産を良くする効果があります。メラトニンは、免疫力向上に必要であることは、以前お話ししましたね。

また、メラトニンはPM10時からAM2時までしか分泌されず、その分泌されるかされないかのスイッチは、AM7時に起きることで入ります。しかし、メラトニンは、光をすごく嫌うので、ちゃんとメラトニンを作りたい方は、寝るとき、部屋を真っ暗にして寝ることをお勧めします。

そして、過食にならないよう栄養バランスよく食べる事

発酵食品を毎日摂取すること

そうすることで、腸内が活発になって、快便&免疫力UPに繋がります。

 

・体温を上げる食事と運動

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冷たい物を控えることが重要です。胃の冷えは、体温を下げます。また、筋肉量の減少は、筋肉で使われるエネルギー量が減って、生まれる熱が少なくなります。

やせ細っている人や、普段から冷たい物を好んでとっている方は、運動と食事を心がけましょう。

食事にショウガを入れるのもいいかもしれませんね。ただじ、発汗作用のある唐辛子等の香辛料は、摂りすぎることで体が冷えてしまうので要注意です。

 

これ以外にも、色んなアプローチで免疫力を上げることができます。

上記の4つは、意外にできそうな感じがしませんか?

 

因みに、睡眠薬を使ったり、下剤を使ったりでは、快便や快眠とは言わないので、頼らない生活を心がけましょう。