タカダ薬局の「若先生」健康について語るブログ

健康にまつわる話を、体験も交えて語ります

冷え性でお困りの方【食べ物と食生活で解決しよう!①】

小さなクスリ屋の「若先生」です

漢方の基礎編は、ある程度終わったので、日常生活を交えて語りたいと思います。

 

今回は、「冷え性」①

 

冷えは、「気」の不足も影響しますが、鼻血のお話時にも語りましたが、気・血・水のバランスの崩れも影響します。

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気は、生命エネルギーであり「熱」の塊です。

水は、体液。血は、身体に栄養素を運ぶ運送屋で、血そのもの。

気は、水と血を循環させるために必要で、気が上手く働かないと、血の巡りが滞ったり、水がうまくさばけなかったりと、身体に対して悪影響を及ぼします。

かといって、過剰な気は、血に熱を持たせてしまうので要注意!

水や、血の滞りは、浮腫みや、貧血、血の汚れなどを生み出します。

さて、冷え性は、東洋医学的に、

熱が足りない「気虚」の状態

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血の汚れ(ドロドロの血)「お血」の状態

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必要以上の水分が身体に悪さをする「水毒」の状態

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血が足りない「血虚」の状態

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が関与します。

ところで、食べ物にも、冷やす食べ物、温める食べ物、どちらでもない食べ物があるのは知っていますか?

温める食べ物としては、

・しょうが
・ね ぎ
・にんにく 等のよく知られている温める食べ物

血をサラサラにすることで身体を温める陽性のアルカリ食品もあり、
・根菜類(こんにゃく、ごぼう、人参、山芋、蓮根等)
・自然塩(海水からとった塩)→以前塩の回でお話ししましたね
・塩辛い加工品(ただし、食品添加物は身体を冷やしますし、身体によくないです)
みそ、しょうゆ、梅干、たくあん 等があります。

 

逆に冷やしてしまう食べ物としては、

陰性のアルカリ食品で
・温帯産果物(日本で取れるような果物)
・種子、ナッツ ・緑黄色野菜 *(日本でとれる野菜、旬の野菜)
・海藻類*(わかめ、こんぶ、のり)

これらは、身体をやや冷やす効果を持つので、過剰な摂り過ぎは厳禁です!

なので、野菜サラダや海藻サラダは体が冷えます。

しかし、野菜や海藻類は、温めることで陽性の食品へと変換されるため、野菜は、温野菜や煮物、海藻類も、お味噌汁等に入れるといいでしょう。

 血液はサラサラにするけど、身体を冷やす陰性のアルカリ食品としては、
・トロピカルフルーツ(熱帯の果物)
・大豆、豆腐、豆乳
・お茶(とくに玉露
・紅茶、コーヒー
・お酢 *
・ナス科の野菜 *

紅茶やコーヒー、トロピカルフルーツは、もとは暖かい場所で作らてる食品です

暖かい所で育つ食品は、基本身体を冷やします

逆に、寒い所で育つ食品は、身体を温めるように作用します。

自分の生まれ育った土地でとれる食品を食べる事が、身体に一番適してるという話も聞いたことがあります。

因みに、小麦製品や砂糖、甘い物、お菓子、刺激のある食品、香辛料等は身体を冷やします。

香辛料に関しては、以前お話ししましたね。

甘いものは、血液をドロドロにし、血管を傷つけます。

 

冷えは万病のもとです

 

身体を積極的に温めるような生活や食事を心がけると、免疫のみならず、身体の機能改善ができますので、自分は冷え性というみなさん。今の生活を見直してみてはいかがでしょう